2008年11月21日 [ カテゴリ: 4.PC/DAWのこと ]

PLAY版QLSOとSONAR

ソーシャルブックマーク/RSS

今年の夏に登場したEastWest社製のPLAY版QLSO(オーケストラ音源)と、SONAR7との相性がすこぶる悪く、せっかく無償アップデートでPLAY版を入手できたものの、事実上お蔵入りのままになっています。

問題は主に、プロジェクトの保存で異常に時間が掛かることです。3インスタンスほどを立ち上げ、500メガほど音色を読み込んだプロジェクトを保存する際、約4分ほどの時間が掛かってしまいます。これを最初体験したときは、SONARもろとも落ちてしまったと思ったほどです。

先日公開されたver1.1.003(現在は非公開。近日中にver1.1.004として公開し直すそうです)では、保存時間が1/3程度になりましたが、これでも実用には程遠い長さです。以前のKompakt版QLSOでは、1.5ギガほど読み込んだプロジェクトでも秒単位で保存されていましたので、比べるまでもありません。

他にも、ストリーミング設定の内容などがうまく反映されなかったり、画面描画が乱れたり(再描画されずに空白のままになる)、などなど、こまごまとした問題が山積している模様です。

以前の再生方式だったNI社製のKompaktプレーヤーの時は、目立った問題も無く多くの曲を制作したものですが、PLAY版に替わった途端、バグの嵐といった状態です。

幸いライセンス上、これまでのKompaktプレーヤー版も並行して使えるので、現状では「おあずけ」となっている以外に実害は無いのですが、PLAY版のQLSOは明らかな音質向上が見られる上に、オーボエなど「音程が曖昧な(オンチに聴こえる)楽器」に対して波形編集が施されているので、出来れば早く使いたいところです。

例えば、悪名高いオーボエの場合、ノートオンしたときの音程と3秒後の音程が、まるでピッチベンドホイールを動かしたかのようにずり上がったり下がったりしていました。

そういった音色は以前から問題視されていたのですが、PLAY版ではけっこう頑張って波形編集を施して修正されていることが伺えます。

そういった面からも、PLAY版QLSOという楽器から鳴り響く「音色」だけを見れば、KompaktからPLAYへの移行は間違いなく成功だったと言えます。しかし、ソフトウェア音源としての完成度はお世辞にも高いとは言えないでしょう。

本国アメリカの公式サイトとフォーラムを見ていると、問題の把握や対応は日々積極的に行っている様子なので、気長に改善を待とうかと思っています。

QLSOというソフト音源はとても素晴らしい楽器だと日々実感していますし、発売から早数年が経過してもなお、高いポテンシャルを持っていると思っています。それだけに、PLAY版が改善されていくことを願ってやみません。

2008年11月21日 23:10

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://sakkyoku.surukotoba.com/mt-tb.cgi/76