「作曲者から見る音楽理論」

「作曲者から見る音楽理論」 第二章:素材として、ものさしとして

(このページは「第一章:理論という名の物語」からの続きです。)

続いて、「編曲法タイプ」の理論についてです。

このタイプの特徴は、その多くが「経験論」から成り立っていることです。つまり、その理論の立案者の経験から導き出された価値体系が表わされていると考えられるのです。仮に、その理論の前提となるもの(音響物理学や認知心理学など)の根拠が危ういものであったとしても、その「編曲法」から得られる効果が活用者にとって有用でさえあれば、その存在価値は十分であると考えます。 続きを読む »

「作曲者から見る音楽理論」 第一章:理論という名の物語

まず始めに、辞典から「理論」と「法則」という言葉について調べておきます。あらためて調べてみると、音楽というものから受けるイメージからは程遠い言葉が並びます。 続きを読む »